人気ブログランキング |

歯並びと親知らず

コピペ

 イタリアの研究グループが、イタリア歯科矯正学会の発行するオンライン誌プログレス・イン・オルソドンティクスで2014年11月22日に報告している。

 研究グループによると、第3大臼歯、つまり「親知らず」によって前歯の歯並びが悪くなるかどうかということには以前から議論があるようだ。

 研究では、親知らずと前歯の歯並びが悪くなることの関連をどう考えているか、矯正歯科医と口腔外科医を対象に調べている。

 イタリアの矯正歯科医と口腔外科医166人がオンライン・アンケートに回答した。

 第3大臼歯によって前歯の歯並びが悪くなるかについて、上のあごについては矯正歯科医と口腔外科医のいずれも8割強がイエスと回答していた。

 下のあごについては、矯正歯科医の5割強、口腔外科医の6割強がイエスと答えていた。

 どちらのグループも予防的な第3大臼歯の抜歯には、過半数が反対していた。上のあごについては、矯正歯科医約9割弱、口腔外科医8割強が反対。下のあごについては、矯正歯科医約6割弱、口腔外科医6割強が反対していた。

 結果として、親知らずによって歯並びが悪くなると思っている人は多かったものの、前歯の歯並びを守るために、予防的な目的で親知らずを抜くことには否定的であるという結果になる。
卒業年度が古いほど勧める傾向
 同様な報国は2007年に米国からも出ている。

 米国バージニア・コモンウェルス大学の研究グループが、米国歯科矯正学会の機関誌アメリカン・ジャーナル・オブ・オルソドンティクス・アンド・デントフェイシャル・オルソペディクス誌2007年7月号で報告したものだ。

 この研究では、やはり親知らずと歯並びの関係をどう考えているかを、矯正歯科医と口腔外科医に聞いている。イタリアの研究と同じように、第3大臼歯が生える間に前歯に力がかかると考えているのは、口腔外科医よりも矯正歯科医で少なかった。

 その上で、歯並びを守るために第3大臼歯を抜くことについては、口腔外科医は6割弱が「たいてい勧める」「時々勧める」と前向きだったが、逆に矯正歯科医は6割強が「滅多に勧めない」「全く勧めない」と否定的だった。

 矯正歯科医の中でも、卒業年度が新しい人は、予防的な目的で抜歯することを勧めない人が多かった。一方、口腔外科医では1970年代、1980年代に卒業した人は抜歯を勧める傾向があった。

 親知らずは抜くものだと考えると、意外感のある報告に見える。人種の違いも影響するのだろうか。


by ai-top | 2015-03-12 07:03  

<< ちびくろサンボ え〜〜>_< >>